お知らせ

~7・14記録的大雨災害状況報告~

7月14日に発生した豪雨災害により、被災されました皆様へ心よりお見舞い申し上げます。

秋田県を襲った豪雨災害から、今日で1ヶ月となります。

当法人関係事業所につきましては、皆様から頂きました温かい励ましのおかげで、今はあまり不便を感じることもなく稼動できております。心より感謝申し上げます。

秋田県内被災地域の状況を見ますと、浸水被害による家屋の片付けが進んでいない方、やむなく慣れ親しんだ自宅を離れる決断をされた方、被災により働きたくても働けず収入が途絶えた方など、今尚、復旧に向け苦悩を強いられている方が多くおります。

全国より災害ボランティアとして、多くの団体や個人の方々が被災地域に入ってくださっていますが、地域によって復旧状況に差が出ており支援が十分行き届いている状況ではありません。

特に秋田市においては、被災状況の調査も十分できていない状況ですが、床上・床下浸水被害は5千世帯を超えると見込んでいるようです。しかしながら、穂積秋田市長が話している通り、初動対応の遅れが復旧に大きく影響を与えています。罹災証明の発行についても、申請件数が6700件にも関わらず、先日8月11日時点で発行件数は50件との事。この状況から、未だ心身ともに休まらない日々を過ごされている方が多くいることは容易に想像できます。

秋田県は、全国でも最も高齢化率の高い県です。当然、被災された多くが高齢者宅となり生活再建の見通しも立たない現状があります。加えて、連日35度を超える猛暑が被災者を襲っています。被災家庭の中には、住宅損壊の関係で電気使用量が多く取れず、扇風機もエアコンもない住居2階の部屋で暮らしている方もおりました。自分だけでは解決できない、幾多の困難を抱える高齢者の方が多くいることを思うと胸が痛みます。

当法人としましても、引き続き、出来る事を模索して参りたいと思います。

また、秋田県、秋田市行政をあげて一日も早い復旧作業、生活再建支援が実施されることを願うばかりです。

尚、全国各地の皆様からお寄せいただきましたお見舞金や義援金につきましたは、被災された皆様に配分させていただくことを報告致します。

                               

皆様のご厚情に心より感謝申し上げます。

2023年8月14日

社会福祉法人 一羊会

理事長 澤田 修明